虫歯や歯周病からお口を守る静岡駅前の歯科医院
〒420-0857 静岡県静岡市葵区御幸町6-11 イチセビル5F
ブログ
BLOG皆様こんにちは!
歯科衛生士の内野です。
コロナ対策のためにマスクをし続けているせいか、肌の乾燥が気になる今日この頃です。
なかなかお出かけできない時期が続いていますね。
おうち時間をご家族やご夫婦で楽しく過ごせているでしょうか?
おうち時間が増えると、自然と間食が増えませんか?
私は歯科衛生士でありながら、お菓子が大好きなので、ついついおうちにいると食べてしまうのですが・・・
皆様の中にも、そんな人いますよね?
ちゃんと歯磨きすれば大丈夫ですよ!
お子様たちはどうですか?
ちゃんとお母さんやお父さんのいうことをよく聞いて、歯を磨いてくれますか?
きっとそうではないですよね。
特に小さいお子様は、歯磨きするのも一苦労、おやつのたびに歯磨きなんてとんでもないですよね(笑)
さて、今回のお話は、歯科治療を受けるには年齢が小さくて難しいようなお子様が、むし歯を作ってしまったときの、歯医者さんの最終兵器をご紹介します。
皆様は、「サホライド」というお薬を知っていますか?
かつて、まだ日本に子どものむし歯が蔓延していた時代によく使用されていたお薬です。
最近の方にはほとんどなじみがないと思いますが、ご年配の方でしたら、何となく記憶があるかもしれません。
むし歯に塗ると歯が黒くなるお薬です。
黒くなるのですが、むし歯の進行を抑制してくれるので、むし歯が多すぎて治療が追い付かない時代に重宝されたようです。
予防歯科の考え方が進んだ今の日本ではあまり登場することが減ってきていますが、それでもむし歯が多すぎるお子様や、治療が難しいお子様に対して使用されることがまれにあるのです。
どんなお薬なんでしょう。
簡単に説明していきますね。
主な成分は、フッ素と銀です。この二つが合わさって、「フッ化ジアンミン銀」という成分になります。
この、フッ化ジアンミン銀という成分が、むし歯進行を抑制してくれるのです。
フッ素というものについては、ご存じの方もいますよね。
そうです、あの歯磨き粉に含まれる、歯の再石灰化を促してくれるやつです。
通常の歯磨き粉に含まれるフッ素濃度が1450㏙という濃度であるのに対し、メンテナンスなどで歯医者さんが塗布するフッ素の濃度は9000㏙です。
そしてフッ化ジアンミン銀に含まれるフッ素の濃度は約55000㏙という超高濃度です。
また、銀に対しては皆様のイメージはどのような物でしょうか?
銀というのは、殺菌・抗菌作用が強く、最近では除菌シートなどに「銀イオン」などの表示を見たことがあるかもしれませんが、コロナ時代の今、様々な場面で銀は使われています。
つまり、フッ化ジアンミン銀というのは、銀でむし歯菌を殺菌したところで、高濃度のフッ素を働かせて、むし歯の進行を抑制してくれるというものなのです。
色が黒くなってしまうのは、歯の内部にフッ化ジアンミン銀の成分が取り込まれたときに起きる化学反応によるものなのです。
そんな夢のような薬があるのなら、ずっとサホライドを使っておけばいいじゃない?
そんな風に思った方もいるかもしれませんね。
しかし、効果の強い薬であるとはいえ、原因となる虫歯を完全に治したわけではないので、ある程度抑制を抑えたところでしっかりと治療を行っていく必要があるのです。
サホライドを使いながら治療のトレーニングをしたり、そもそもむし歯を作らないようにおうちでのケアの仕方を学んだり、クリーニングに来る習慣をつけてもらうなどをしていくことが重要なのです。
当院でも、トレーニングや歯磨きの練習に来てもらっているお子様はたくさんいます。
ご自身のお子様がもし、歯医者さんに怖いイメージ、あるいはむし歯があるから歯を削られると思っていることがあれば、気軽に当院にご相談ください。
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