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ブログ
BLOGこんにちは、疋田です( ◠‿◠ )
8月ももう終わりですね。今年は比較的過ごしやすい気温が多く感じませんでしたか?
去年に比べると過ごしやすい夏でよかったなと私は感じていました。
まだまだ暑い日は続きますのでみなさん熱中症には十分気をつけてくださいね。
今回のブログテーマは、
みなさん、スマートフォンを見るとき、どのような姿勢になっていますか?
電車の中やご自宅でスマートフォンを操作しているとき、気がつくと「首が前に出ている」「背中が丸まっている」「うつむいたまま長時間画面を見ている」ということはないでしょうか。

スマートフォンやパソコンを使う時間が長くなった現代では、こうした姿勢が首や肩のこり、頭痛などにつながることが知られています。いわゆる「スマホ首」や「ストレートネック」と呼ばれる状態です。
実は、このような姿勢は首や肩だけでなく、舌の位置や口呼吸、噛み合わせなど、お口の機能にも関係する可能性があります。
今回は、「姿勢と舌・お口の健康」という少し意外な関係について、歯科の視点からご紹介します。
そもそも「スマホ首」とは?
私たちの首には、頭を支えるための頸椎(けいつい)があります。
本来、首の骨は横から見るとゆるやかなカーブを描いています。このカーブによって、約4~5kgある頭の重さをうまく支え、首や肩への負担を分散しています。
ところが、スマートフォンを見るために長時間うつむいた姿勢を続けると、頭が身体より前に出た状態になりやすくなります。
このような姿勢が続くと、首の自然なカーブが失われ、首の骨がまっすぐに近づいた状態になることがあります。一般的に「ストレートネック」と呼ばれる状態です。

スマートフォンを使うときだけでなく、パソコン作業やタブレットの操作、読書などでも同じような姿勢になりやすいため、現代では多くの方が注意したいポイントです。
首が前に出た状態では、首や肩周辺の筋肉に負担がかかり、首・肩のこりや痛み、頭痛、疲労感などにつながることがあります。
さらに重要なのが、首の位置が変わることで、頭や顎、舌の位置にも影響が及ぶことがあるという点です。
「首」と「舌」にどんな関係があるの?
「首の姿勢と舌に何の関係があるの?」と思われる方も多いかもしれません。
実は、舌はお口の中だけで独立して動いているわけではありません。
舌は筋肉でできており、舌の動きには舌そのものの筋肉だけでなく、顎や首周辺の筋肉なども関係しています。
そのため、頭や首の位置が大きく変わると、舌が安定しやすい位置にも変化が起こることがあります。
一般的に、リラックスしているときの舌は、上あご側に自然に収まっていることが理想的とされています。
ところが、頭が前に出た「スマホ首」のような姿勢になると、舌が本来の位置よりも下がったり、前方へ出やすくなったりすることがあります。

このような舌の位置の変化が、口呼吸や飲み込み、噛み合わせなど、お口のさまざまな機能に影響する可能性があります。
舌の位置が下がる「低位舌」とは?
舌が通常よりも低い位置にある状態は、「低位舌(ていいぜつ)」と呼ばれることがあります。
舌は本来、上あごに軽く触れるような位置にあることが多いのですが、舌の筋力や姿勢などの影響によって、舌が下がった状態になることがあります。
低位舌になると、舌が上あごを十分に支えにくくなるため、さまざまなお口の機能に影響する可能性があります。
例えば、
・口が開きやすくなる
・口呼吸になりやすくなる
・舌の動きが変化する
・飲み込み方に影響する
・歯並びや噛み合わせに影響することがある
・口の中が乾燥しやすくなる
などが挙げられます。
もちろん、これらは姿勢だけが原因で起こるわけではありません。鼻の通り、筋肉の発達、歯並び、生活習慣など、さまざまな要因が関係します。
しかし、姿勢もお口の機能を考えるうえで無視できない要素のひとつなのです。
舌は「食べる」だけではなく、さまざまな役割を担っています
普段あまり意識することはありませんが、舌は私たちの生活の中で非常に重要な役割を担っています。
まず、食事のときには、舌を使って食べ物を歯の上に運び、噛みやすい位置へ移動させます。
また、噛んだ食べ物をまとめて飲み込みやすくするのも舌の大切な仕事です。
さらに、言葉を話すときにも舌は重要です。さまざまな音を作るために、舌は細かく動いています。
そして、唾液を食べ物と混ぜたり、口の中の状態を整えたりすることにも関係しています。
つまり舌は、
「食べる」「飲み込む」「話す」「口の中を整える」
といった、日常生活に欠かせない機能を支えているのです。
だからこそ、舌の位置や動きにも目を向けてみることが大切です。
スマホ首になると、なぜ口が開きやすくなるの?
スマートフォンを見ているとき、頭が前に出て背中が丸くなっていませんか?
この姿勢では、頭の位置を支えるために首や肩周辺の筋肉に負担がかかります。
また、頭の位置が変わることで、顎や舌の位置にも変化が起こることがあります。
舌が下がると、口を閉じるために必要な筋肉の使い方にも影響する可能性があります。
その結果、口が開きやすくなったり、口呼吸につながったりすることがあります。
口呼吸が習慣化すると、口の中が乾燥しやすくなります。
唾液には、食べ物を洗い流す働きや、口の中の環境を整える働きがあります。そのため、口の乾燥が続くと、むし歯や歯周病、口臭などのリスクにも注意が必要です。
「スマートフォンを見ているだけなのに、どうしてお口の健康と関係するの?」
と思われるかもしれませんが、私たちの身体はそれぞれが独立しているわけではありません。
姿勢、呼吸、舌、顎、歯、そして全身の筋肉は、お互いに関係しながら働いています。
特に成長期のお子さんは姿勢に注目
姿勢とお口の関係については、特に成長期のお子さんにも注目したいところです。
近年は、子どもたちもスマートフォンやタブレット、ゲーム機などを使用する機会が増えています。
長時間画面を見続けることで、知らないうちにうつむいた姿勢が習慣になっていることもあります。
成長期は、顎や顔面、口腔機能などが発達していく大切な時期です。
そのため、日常的な姿勢や舌の使い方、呼吸、飲み込み方などにも目を向けることが大切です。
例えば、
「テレビやスマートフォンを見るときに、いつも口が開いている」
「普段から口呼吸をしている」
「姿勢が悪く、頭が前に出ている」
「食事中に姿勢が崩れている」
「食べ物を飲み込むときに舌を前に出すような動きがある」
といった様子が気になる場合には、一度歯科医院で相談してみるのもよいでしょう。
もちろん、こうした特徴があるからといって、必ずしも問題があるとは限りません。
大切なのは、「気になる状態をそのままにせず、一度専門家に相談してみる」ということです。
今日からできる「スマホ首」対策
では、スマートフォンを使うときには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
まず意識したいのは、スマートフォンを目の高さに近づけることです。
スマートフォンを胸元やお腹のあたりまで下げて見ると、自然とうつむいた姿勢になってしまいます。
そこで、スマートフォンをできるだけ目の高さに近づけることで、首を大きく曲げずに画面を見ることができます。
ずっと腕を上げ続ける必要はありませんが、「画面を自分の顔の下に置く」のではなく、「顔を画面に近づけすぎない」という意識を持つだけでも違います。
また、パソコンを使う場合には、画面の高さや椅子の高さを調整してみましょう。
画面を見るために頭を前に突き出したり、背中を丸めたりしなくてもよい環境を作ることが大切です。
さらに、長時間同じ姿勢を続けないことも重要です。
30分、1時間と画面に集中し続けるのではなく、こまめに休憩を入れて、首や肩を動かしたり、背筋を伸ばしたりしましょう。
「姿勢を整える」ことは、お口の健康にもつながる
今回のテーマは「スマホ首と舌」ですが、決して「スマートフォンを使うことが悪い」という話ではありません。
スマートフォンは私たちの生活に欠かせない便利な道具です。
大切なのは、どのように使うかということです。
スマートフォンを見るときの姿勢を少し意識する。
長時間同じ姿勢を続けない。
パソコンの画面の高さを調整する。
口を閉じて鼻呼吸ができているか意識する。
食事のときには姿勢を整える。
こうした小さな習慣の積み重ねが、首や肩だけでなく、お口の機能を考えるきっかけにもなります。
また、「姿勢が悪い」「舌が下がっている気がする」「口呼吸が気になる」「噛み合わせが以前と違う気がする」といった場合には、自己判断だけで済ませず、歯科医院で相談することも大切です。
お口の状態は、歯だけを見ればよいわけではありません。
舌の位置、唇の動き、頬の筋肉、噛み合わせ、飲み込み、呼吸など、さまざまな機能が関係しています。
まとめ
今回は、スマートフォンの使用などによって起こりやすい「スマホ首」と、舌やお口の機能との関係についてお話ししました。
一見すると「姿勢」と「歯や舌」は別々の問題に思えますが、私たちの身体はすべてつながっています。
頭が前に出るような姿勢が続くと、首や肩だけでなく、顎や舌の位置にも影響することがあります。
そして、舌の位置が変化することで、口呼吸や飲み込み、噛み合わせなど、お口の機能に影響する可能性があります。
特に成長期のお子さんでは、日頃の姿勢や口呼吸、舌の位置などを意識して見てあげることも大切です。
まずは今日から、スマートフォンを見るときに、
「今、首が前に出ていないかな?」
「口が開いたままになっていないかな?」
と、一度確認してみてください。
スマートフォンを目の高さに近づける、長時間同じ姿勢を続けない、パソコン画面の高さを調整するなど、できることから少しずつ始めてみましょう。
そして、お口の中で気になることがある場合には、ぜひ歯科医院へご相談ください。
歯科医院では、むし歯や歯周病だけでなく、「食べる・話す・飲み込む・呼吸する」といったお口の機能を含めて、お口全体の健康を考えていくことが大切です。
毎日の何気ない姿勢を見直すことが、首や肩の負担を減らすだけでなく、これからのお口の健康について考えるきっかけになるかもしれません。
これからも健康な歯を守るだけでなく、お口から全身の健康を支えるために、日々の生活習慣にも目を向けていきましょう。


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