タバコと歯周病の関係

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カテゴリ:院長・スタッフブログ

タバコと歯周病の関係

こんにちは!静岡駅前歯科クリニックの池谷です(^^)/★
自粛も緩んで新型コロナウイルス少し落ち着いてきたかなと思っていたら、ついに第二波突入してしまいましたね。
私たちの歯科医院でもコロナ対策を徹底していますので安心して来院してくださいね。引き続き、受付で問診と検温をさせていただきますが、ご協力お願いします。

今日お話しする内容は、タバコと歯周病の関係についてです。
「百害あって一利なし」といわれているのがタバコです。
多くの方がタバコに対してマイナスイメージをとらえていることでしょう。
タバコに含まれている成分の中には「タバコの三悪」と呼ばれるニコチン・タール・一酸化炭素のほか、200種類ほどの有害物質が含まれています。

喫煙者は非喫煙者に比べても歯周病になりやすく、悪化しやすいことがわかっています。

タバコの煙や成分は、口の中に入ると粘膜や歯ぐきから吸収されます。
吸収されたたばこの有害物質は、血管を収縮し、歯ぐきの血流量を減少させます。
血液循環が悪化して歯ぐきに十分な酸素がいきわたらなくなると、歯周ポケットの中で歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。細菌が産生する毒素は歯周ポケットをさらに深めるとともに歯を支える骨を溶かし、進行すると歯がぐらぐらするようになり、さらに進むと歯が失われます。
喫煙者では血管収縮による血行不良により炎症が抑えられるため、歯ぐきの出血や腫れが現れにくいです。また、タバコは歯周病を悪化させるだけではなく、歯周病を治りにくくする特徴もあります。
また、受動喫煙も歯周病に影響を及ぼします。
タバコによる歯周組織への影響は、吸っている本人だけでなく周囲の人にまで及びます。親がタバコを吸っている場合、子供の歯周病や歯肉のメラニン色素沈着のリスクも高まることもわかっているので、タバコは本当に良くないのです!
タバコをやめると、すぐに歯周組織にいい影響が現れます。数日後には、歯ぐきの血液量が増えるほか、歯周病治療を行った後に治癒が見られるようになって、歯周組織の破壊を抑えることができるのです。
タバコが、歯周病の進行に関わっていることは、残念ながらあまり知られていません。
たかが、歯の病気だと思われるかもしれませんが、進行すると歯を失う、全身疾患にも影響を及ぼすというすごく怖い病気なのです。そうならないためにも、歯科医院できちんと定期検診を受けて、歯周病から健康な歯を守りましょう。

タバコと歯周病に関してご相談があればお気軽にお電話下さい。

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