前歯が大きく見えるのは、歯並びのせいかも!? 原因と治療方法をご紹介【後編】

こんにちは！
今回の記事では前歯の大きさを解消するときに有効な歯列矯正の方法をご紹介します。
前回の記事とあわせて、ぜひご覧ください。

歯列矯正の選択肢

前歯が絶対的に大きいのか相対的に大きいのか、どちらに原因があるにせよ歯列矯正で歯並びを整える必要があります。
具体的な方法として挙げられるのがワイヤー矯正（表側矯正もしくは裏側矯正）、マウスピース矯正（インビザライン）の3種類です。
それぞれの特徴を、メリットやデメリットとともに説明します。

1．表側矯正（ラビアル矯正）

歯の表側に装置をつけて歯を動かすという方法で、幅広い症例に適用できます。開発されてからの歴史が長い点も、特徴の一つです。
これまでは銀色をした金属製のワイヤーを用いるという方法が主流でしたが、近年は白いワイヤーなどの「目立ちにくさ」に特化した方法が普及しています。
さまざまなメーカーが手掛けていることもあり、今後も装置が進化していくかもしれません。
一番のメリットは、スタートすれば確実に治療が進むという点です。また裏側矯正に比べると、歯科医師の技術により結果が左右される可能性が低いでしょう。
一方で装置を取り外せない分、ブラッシングがしにくいという難点があります。日々の口腔ケアを怠ると、むし歯になりやすくなるため注意が必要です。
適切なケアを行えば問題はありませんし、ブラッシングの手間を減らす目的で、間食をやめて生活習慣が改善されたという方もいらっしゃいます。
これをデメリットと取るかどうかは人それぞれですので、ご自身がどう思うかという観点で考えてみてください。

2．裏側矯正（リンガル矯正/舌側矯正）

その名の通り、歯の裏側に装置をつけて歯を動かすという方法です。パッと見では第三者から装置が見にくいので、気付かれず治療を進められるという利点があります。また装置と歯の間に食べ物が挟まっても、目立ちにくいというメリットを持ち合わせているでしょう。
しかし裏を返せば、磨き残しに気付きにくいということを意味しています。普段以上に丁寧な口腔ケアをしなければ、あっという間にむし歯や歯周病を引き起こしてしまうでしょう。

3．インビザライン

「アライナー」という透明のマウスピース装置を、2週間に1回取り替えながら歯列を整えていく方法です。
患者さま自身で装置を着脱できるので、ワイヤー矯正よりも手軽にブラッシングできます。食事の際も、ストレスを感じる心配がないでしょう。また、金属アレルギーの人が安心して治療できるのも大きな魅力です。
ただ、着脱できることが必ずしもメリットであるとは限りません。
自己管理が苦手な方は装置をうっかりつけ忘れることが多く、その結果、治療期間が延びる可能性があります。歯科医師の指示通りに装置をつけて過ごすことが大切です。
またジュースやコーヒーを飲むときも、装置を都度外さなければなりません。つけたまま飲んでしまうと、装置と歯との間に糖分が残ってトラブルを起こす可能性があるでしょう。

歯列矯正にかかる費用の目安

歯を削るかどうかに関わらず、費用は矯正方法によって異なります。
内訳は基本的に「初診相談料」「検査診断料」「矯正治療費」「装置・ワイヤー調整料」の4種類となっており、調整料は定期的に必要となります。
（※当院では初診相談料をいただいていません）
また、何らかの事情で抜歯が必要になるなどした場合は、内容や治療の難易度に応じて料金が変動します。
とはいえ、前歯の大きさを改善するためだけの治療であれば、上顎の前歯6本のみの部分矯正で治療できるケースが多いです。全体矯正の3分の1～半分程度の費用ですむと考えておきましょう。
ここで注意すべきことは、適当な歯科医院選びや治療の決断をしないでほしい点です。見た目がよくなっても、噛み合わせが悪化するなどといった最悪の事態は避ける必要があります。
入念な情報収集を行い、できれば複数の歯科医院を比較検討した上で治療を決断しましょう。信頼できる医師の治療を受けることが何よりも大切です。

歯列矯正に関するご相談は静岡駅前歯科クリニックへ！

前歯の大きさにお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ静岡駅前歯科クリニックへご相談ください。
治療に対する希望をお伺いし、診察や検査をした上で患者さまに合った適切な治療法をご提案しています。
JR静岡駅から徒歩3分、静鉄新静岡駅から徒歩2分という好立地で、遠方から来院される患者さまも少なくありません。
ホームページからのご予約やお問い合わせも承っていますので、何かございましたらお気軽にご相談ください。