ブログ
BLOGこんにちは!
静岡駅前歯科クリニックの歯科衛生士の内野です。
本格的に暑くなってきましたが、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
私はもう毎日汗だくになりながら通勤をしていますので、早くも夏の暑さに負けそうです。
今年の夏は遊びに行くという方もたくさんいるかもしれませんね。
私も特に予定はないのですが、今から8月のお盆休みが楽しみで、できればどこかに出かけたいなと思っているところです。
さて、今日は口腔機能低下症についてです。
口腔機能低下症って聞いたことありますか?
人は誰でも年を重ねるとある一定の時期から、体の機能が衰えていきます。
筋力が落ちたり、体力が落ちたり、視力が悪くなったり、色々な衰えがありますね。
かくいう私も、今年30歳になりまして、体力の低下と肌の衰えに悩まされているのですが、、、。
実はお口の機能も同じように衰えます。
普段話をしたり、笑ったり、食事をしたり、全く意識していないと思いますが、皆さんのお口は非常に高度なことをしているのです。
特に食事に関しては色々な筋肉や機能が働いていることを知っていますか?
先ず目で食物を認識します。
この時には、どれくらいの大きさがお口に入るのか、どれくらいの固さで、どれくらいの力で噛めばいいのかというのを、脳が勝手に認識してくれます。
これは幼いころからの食事の記憶がすべて経験値となっています。
そして実際にお口の中に入れると、一気に情報が増えます。
お口の中全体で、食物の触感、味、形態、固さ、温度、におい、等々ものすごい量の情報を感じ取っています。
この感覚も口腔機能の一つです。
そして咀嚼をして口の中で食物を小さくしていきます。
咀嚼にはもちろん歯が必要なのは言うまでもないですが、咀嚼するためには舌、頬、喉など、あらゆる部分の筋肉が上手に連携を取りながら動いています。
ただ歯と歯を合わせているという単純な動きではなく、奥歯ではすりつぶすような動きをしたり、舌や頬を使って粉々になっていく食物を上手にまとめたり移動させたりしているのです。
なので、このお口の筋肉が衰えると上手に咀嚼を行えなくなるので、歯があったとしても食事が非常に困難になることを覚えていてください。
高齢者施設などではお口の筋肉を衰えさせないために、お口の筋トレのためのトレーニングをレクリエーションや食前体操に取り入れているところもたくさんあります。
そして飲み込み(嚥下)する時には舌と喉の筋肉が上手に連携する必要があります。
加えて呼吸も関係してきます。
呼吸しながら飲み込みをすることは、人間の体の仕組み上できません。
そのため、飲み込むときにはどなたも一瞬呼吸がストップしています。
ただ、それが上手にできないと、食物が肺の方に流れてしまったり、むせやすくなったりします。
年齢を重ねてむせやすくなったという方は、まさに口腔機能が低下してきている証拠。
ぜひ、お口の筋トレやってみてください。
そんな感じで、食事ひとつとっても、非常に複雑なことをしているのです。
他にも笑ったり、話をするためにもお口の機能というのは非常に重要です。
そして衰えは非常にゆっくり進みますので、気づかない方がほとんどです。
もし、これを読んでいる方の中に、「最近なんだかむせるんだよね。」「友達と話をしていても聞き返されることが多くなったような…」「なんだか口がひどく乾くな。」など、今までと違うなと感じることがある方がいたら、それはもしかしたら口腔機能低下症の始まりのサインかも!
そんな時はぜひ歯科医院に相談してみてください。
お口の筋トレは日常で取り入れられることばかりです。
早いうちから筋トレに取り組めば、将来的な機能低下を防ぐことができるでしょう。
メンテナンスに通ってくださっている方も、気軽に歯科衛生士に相談してみてくださいね♪
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