こんにちは!
今回の記事では矯正歯科治療の小顔効果についてご紹介します。
当院で歯列矯正をした患者さまから「周りの人に、小顔になったと言われた!」と喜びの声を聞くことがあります。
歯列矯正は歯を移動させる治療であることを考えると、本来そのような効果はないはずです。それでも小顔になったと感じる人が多いのは、一体なぜなのでしょうか?
噛む力が影響?!
まず歯列矯正をスタートすると、装置の影響で歯がうずいたり違和感が生じたりして食欲が低下する時期があります。その影響で、一時的に顔が痩せて見えることがあるでしょう。
治療を続けていると、歯が大きく動く段階で一時的に噛む力が低下します。頬骨から下顎のエラ部分につながっている、咬筋が細くなることがあるでしょう。
それから咬合が整うと、不正咬合が原因で生じていた悪習癖が改善します。噛みしめや食いしばりに悩んでいた方は、咬筋がほぐれることによって顔のラインが変化するかもしれません。「優しい印象になったと言われた」という方も、当院には数多くいらっしゃいます。
また、八重歯が唇を持ち上げるような歯並びであった人は、歯列矯正によって唇の形状も変化します。これは、本来の位置へ糸切り歯が動くためです。前歯全体をうしろ側へ動かすことで、口元のイメージが変化することもあるでしょう。
「食欲が落ちる」と聞くと、不安に感じた方もいるかもしれません。しかし心配はご無用です!
治療開始直後は食欲が落ちても、また食べられるようになるので安心してください。また治療中は噛む力がうまく入らなくとも、後半になるにつれて解消されるはずです。いったん落ちた筋肉や体重は、ある程度元に戻るでしょう。
ここまで読んで「一時的でも、小顔になれるならやってみようかな!」と思った方がいらっしゃるかもしれません。自分が治療をした場合、どれくらいの変化があるのか事前に気になるものですよね。
ただ期待できる効果には大きな個人差があるため、事前に予測して患者さまへ提示することは難しいです。
前歯をうしろ側に動かした場合、移動量の7割程度は唇が下がると言われています。もちろん個人差がありますので、一般的な考えとして捉えておいてください。
ちなみに当院では、歯列矯正の治療中に患者さまの横顔を毎回撮影しています。歯科医師と患者さまとで経過観察を行いつつ治療を進めることによって、希望通りのイメージへ近付けることが可能です。
口元のイメージをコントロール
当院では、正常な噛み合わせをした日本人女性の平均値へ近付けるような治療を行っています。
必要に応じて、矯正用アンカースクリューを用いた治療を行い、口元のイメージをコントロールすることもあります。唇のハリを残す目的であえて後方への移動量を制限したり、抜歯でできたスペースの分だけ前歯を動かしても口元が突出している場合に、さらにうしろ側へ移動させたりできます。
ちなみに、小顔といえば「親知らずの抜歯で小顔になる」というウワサも耳にしたことがあるはずです。しかし親知らずは顎骨内部に位置しているため、顔の輪郭に影響を与えることはほぼありません。
抜歯によって咬合が安定し、悪習癖がなくなってエラが張らなくなるということはあるかもしれませんね。結果的に、顔が小さくなったように見える可能性は考えられます。
静岡駅前歯科では、様々な装置を用いた歯列矯正を手掛けています。口腔筋機能療法を併用することで、口腔機能に関わる筋肉にアプローチして緊張をほぐすことも可能です。また、弛緩した口元を改善させたり、若々しいイメージの笑顔を手に入れたりすることも夢ではありません。
歯並びはもちろん、口元のイメージにお悩みの方もぜひ一度ご来院ください。診察や検査をしたのち、適切な治療法をご提案いたします。
静岡駅前歯科クリニック
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