ガミースマイル治療

歯の大きさが通常の方に比べて、小さく、短いことで、歯茎の範囲が広くなってしまい、笑ったときに歯茎の大部分が見えてしまっている状態です。また、前歯が出ていることでもガミースマイルになってしまいます。歯並びや歯の大きさが原因の場合は、歯科矯正や歯肉切除で治療していきます。

通常の方より上顎が大きい、もしくは下顎が小さいことが原因で、ガミースマイルになってしまっています。食生活や呼吸の方法など、成長期の悪習慣が原因となっている場合が多く、顎の骨が原因の場合は、矯正をし、歯と骨を移動させて治療していきます。

歯や顎の骨に問題がなくても、上唇を引き上げる力が強すぎると、ガミースマイルになってしまいます。また、筋肉が緊張しすぎてしまう場合にも、口を開いたときに歯茎の大部分が見えてしまいます。

ガミースマイルはマウスピース矯正（インビザライン）で治療できますが、インビザラインではすべての症例を治療できる方法ではありません。
歯並びに原因がある軽度のガミースマイルであれば、インビザライン矯正で治療できる可能性が高いです。たとえば、出っ歯が原因でガミースマイルになっている場合、インビザライン矯正で前歯を後方に動かせば改善されるかもしれません。唇が閉じやすくなり、歯茎が目立たなくなります。
また、過蓋咬合も軽度であれば、インビザライン矯正で治療が可能です。奥歯の挺出（骨から歯を引っ張る）と前歯の圧下（骨の中に歯を押し込む）によって、深い噛み合わせを改善することができます。

ボツリヌストキシンという薬剤を注入し、上唇を上げる筋肉を弱めて唇を上がりにくくする治療方法です。持続期間は約5～6ヶ月程度です。注射で行うため手術に抵抗がある方におすすめです。

歯冠長延長術（CLP）は本来見えるべき範囲の歯を露出させることで、ガミースマイルを改善する治療です。ガミースマイルの軽度～中度の症例で用いられる事が多く、歯を支えている歯槽骨の整形を同時に行います。