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BLOGこんにちは!静岡駅前歯科クリニックの尾上です。
12月に入り、寒さが本格的に感じられる季節になりましたね。冬はワクワクするイベントがたくさんあるのでとっても楽しみです!医院にもクリスマスツリーが飾られているので、お越しの際にはぜひ見つけてみてください⭐︎
そんな冬は、実はお口が乾燥しやすい季節でもあります。
暖房による空気の乾燥や、水分を摂る量が減ることなどによって、冬は知らないうちに「唾液(だえき)」が減りやすくなります。
今回は、そんな冬のトラブルとも関係の深い、唾液の大切な働きについてお話ししたいと思います。
唾液は普段あまり意識されませんが、私たちの歯や歯ぐきの健康に欠かせないものなんです。
ただの“水分”ではなく、お口の健康を守るための働きをたくさん持っています。
◆ 唾液の主な5つの働き
① 虫歯を防ぐ「自浄作用」
唾液には自然のお掃除効果があります。
食べかすや細菌を洗い流し、虫歯菌が増えにくい環境を作ります。
冬は水分を摂る量が減りがちで唾液の量が少なくなるため、虫歯リスクが高まりやすい時期でもあります。
② 虫歯の進行を食い止める「再石灰化作用」
食事をするたび、歯は酸によって少しずつ溶けています。
これを元に戻してくれるのが、唾液に含まれるカルシウムやリンの働きです。
虫歯菌の出す酸によって溶かされる歯の修復を行ってくれています。
③ 歯周病を防ぐ「抗菌作用」
唾液には、細菌が増えるのを抑えてくれる抗菌物質が含まれています。
歯周病菌の働きを弱め、炎症を起こしにくい環境を整えてくれます。
唾液が減る冬は、歯ぐきの腫れ・口臭・出血が増えやすいため、特に意識したい働きです。
④ 食べ物を飲み込みやすくする「消化補助」
唾液の酵素が食べ物を柔らかくし、飲み込みやすくします。食事の時の食べにくさを感じる場合は、唾液不足が関係していることもあります。
⑤ お口の乾燥を防ぐ「保湿作用」
口の中が潤うことで、粘膜を保護し、口内炎やひび割れを防ぎます。
冬は乾燥で唾液が蒸発しやすく、「口の中がねばつく」「舌がヒリヒリする」という症状が増える時期です。
◆ 唾液が減ると起きるトラブル
• 虫歯・歯周病が増える
• 口臭が強くなる
• 口内炎ができやすい
• 舌が乾いて痛む
• パンやお肉など、パサっとした食べ物が飲み込みにくい
冬にこうした症状が増えるのは、「乾燥+唾液量の低下」が原因のことが多いです。
◆ 唾液を増やす習慣
① こまめな水分補給を意識する
寒いと飲む量が減りますが、お口のためにもこまめな水分補給を意識しましょう。
② よく噛んで食べる
よく噛むほど唾液が出ます。すぐに飲み込んでしまうのは胃腸にも悪影響なので、たくさん噛んで食べるようにしましょう。
③ 部屋の乾燥対策
加湿器の使用や、濡れタオルを干すだけでも湿度はアップします。
乾燥対策はそのまま“唾液の蒸発予防”になります。
④ 唾液腺マッサージ
耳の下、ほっぺの下、あごの下を優しく押すだけで唾液が出やすくなります。
食事の前やテレビを見ながらなど、簡単にできるのでぜひ取り入れてみてください。
◆ 最後に
冬は、寒さと乾燥によって唾液が減りやすい季節。
その結果、虫歯・歯周病・口臭などのトラブルが増えやすくなります。
「なんだか口が乾く」「最近飲み込みにくい気がする」などの症状は、唾液不足のサインかもしれません。
冬のお口の健康を、一緒に守っていきましょう。
静岡駅前歯科クリニック
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