矯正向きの歯並びや矯正方法について

こんにちは！

今回の記事では、まず一般的に歯並びや噛み合わせが悪いと言われている状態を2種類ご紹介いたします。そして、それらの歯を矯正する為の方法を3つご紹介いたします。歯並びや噛み合わせがどのような状態を指すのかを知ることによって、矯正の必要性を確認することが出来ます。もし、日常生活で気にならなければ歯列矯正の必要性は無いと言えます。反対に、日常生活で違和感や不便と感じる時が多ければ、最寄りの歯科医院へご相談しましょう。

1.不正咬合の状態

歯の噛み合わせや歯並びが良くない場合を「不正咬合」と呼びます。最初に自分自身の上の歯と下の歯の状態を見てみましょう。正しい歯は、上にある歯が下にある歯よりも2ミリ程前側に出て重なっている状態です。このように、上と下の歯がしっかりと合わさっておらず、歯の隙間が異常に開いている場合などは、歯列矯正を推奨しております。

2.歯の生え方の状態

普通上ある歯は下方向へ、下にある歯は上方向へと生えます。しかし中には、外側に大きくズレて生えていたり、内側に大きくズレて生えていたりする場合があります。時には左右の歯が衝突し合いながら生える場合などもあります。その様な場合には、歯列矯正により本来生えるべき正しい向きになるよう治療を推奨しております。矯正することにより、歯ブラシが奥まで届くようになり、歯周病や虫歯の原因になる汚れを落とすことが出来たり、正常に生えている歯に悪影響を及ぼさないようになります。

歯列矯正の種類について

歯列矯正にはどの様な種類があって、どの様な器具を使用するのか気になる方も多いと思います。特に、矯正＝金属製の矯正器具というイメージが多いのではないでしょうか。実はその他にも矯正器具は複数あり、例えば透明なものや樹脂で出来ているもの、マウスピースや白色で目立たないものなどが挙げられます。金属製のブラケットと言われる一般的な矯正以外を知ることで、矯正の選択肢を広げられる様になります。それでは、各矯正方法をご紹介していきます。

1.マウスピース矯正

マウスピース矯正は金属製のブラケットを使うワイヤー矯正とは大きく異なり、患者様自身の歯のサイズに合わせた透明のマウスピースを作り、それを取り付ける矯正方法のことをいいます。また、通常の金属製のブラケットに比べ透明で目立たない様になっており、脱着が簡単である為、ブラケットの様に隙間に汚れが溜まりにくい為、歯周病や虫歯にもなりにくいとされています。このように、マウスピース矯正には透明で目立ちにくく取り外しが簡単であるというメリットがあります。デメリットは、ブラケットを使用しているワイヤー矯正の方が歯に与える強さが大きいので、治療にかかる期間は他の矯正方法に比べて長くなる可能性があります。また、マウスピースを装着している時間は1日約20時間程になる為、慣れるまではストレスに感じる方もいらっしゃるかもしれません。自分に合ったマウスピースを制作する場合は、矯正の進捗状況によって作り直しが必要になることもあり、結果ワイヤー治療よりも費用がかかる時もあります。

2.ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は金属製の最も矯正のイメージがある方法です。金属製のブラケットをワイヤーを使用して歯の正面に取り付ける矯正の方法です。また、金属製の為、丈夫であり他の矯正器具と比較しても費用を安く抑えることが出来ます。見た目が気になる方に向けて、プラスチックやセラミックで作られた「審美ブラケット」もあります。金属製と違い、白色や透明な素材で出来ている為、外見も目立たない様になっています。耐久性能は多少落ちますが、見た目を気にされる方にはおすすめです。

3.裏側矯正

一般的な歯の正面にブラケットがある場合ではなく、歯の裏面にブラケットを取り付ける矯正方法を裏側矯正と呼びます。ワイヤー矯正の審美ブラケットよりも矯正器具が直接見えないことが最大のメリットで、歯列矯正中であることを隠されたい方や、直接お客様と接するサービス業などで、矯正器具を取り付けていることを分からない様にしたい場合に特にオススメです。舌が当たる位置に器具があるため、食事中などは気になることもあります。ただ、多くの方は、慣れれば気にならなくなります。ワイヤー矯正よりも目立たなくなった為、正面に取り付けるよりも費用は高くなりますが、自分が気になる部分など数本のみ矯正することもでき、費用を抑えることが出来ます。

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