こんにちは!
歯科衛生士の望月です★
気が付けばあっという間に8月も終わり、少し寂しい気持ちです(ノ_<)
けれど、秋の訪れをまだまだ感じられないので、夏のうちにやれることぜんぶやりたいですねっ★彡
さて今日は、最近テレビで取り上げられることも増えてきた、「口腔機能のトレーニング」についてお話しします。
食べる、話す、笑う、これらすべてに欠かせないのが「口腔機能」です。年齢とともに衰えやすい口腔機能ですが、日々のトレーニングで維持・改善することができます!
■ 口腔機能とは
口の中のさまざまな器官(舌、唇、頬、顎など)が連携して、「食べる」「話す」「飲み込む」といった動作をスムーズに行うための力です。
高齢になると、下のような機能が低下しやすくなります
咀嚼力(噛む力)
嚥下機能(飲み込む力)
発音の明瞭さ
唾液の分泌量
こうした機能の衰えは、「誤嚥性肺炎」や「栄養不足」「社会的孤立」などのリスクにもつながります。
■ 口腔機能を維持・改善するには?
では、どうすれば口腔機能を維持できるのでしょうか?
答えは、トレーニングをすることです。
● 舌の体操
舌を動かすことで、嚥下や発音がしやすくなります。
舌を前に突き出す → 奥に引っ込める(10回)
舌を左右に動かす(10回)
舌で口の中をぐるりと回す(右回り・左回り 各10回)
● パタカラ体操
発声を使った体操で、口唇・舌・喉の筋肉を鍛えます。
「パ・タ・カ・ラ」と、はっきり発音するだけ!
例
「パパパパパ」
「タタタタタ」
「カカカカカ」
「ラララララ」

︎各5回ずつ、1日2〜3セットがおすすめ
● 唇と頬のトレーニング
口を大きく開けて「あー・いー・うー・ベー」と交互に言う(10回)
● 唾液腺マッサージ
唾液の分泌を促すことで、食べやすさや口臭予防にもつながります。
耳下腺:耳の下をやさしく円を描くようにマッサージ(10秒)
顎下腺:あごの下を軽く押す(10秒)
舌下腺:舌の下あたりを指で軽く押す(10秒)
■ トレーニングのポイント
毎日続けることが大切です! 少しずつでも継続できると、効果はバツグンです。
ですが、無理はせず、痛みや違和感がある場合は中止し、医療機関への相談をおすすめします。
笑顔で楽しくやることが長続きのコツです☆彡
■ 最後に
口腔機能の低下は、食事の楽しみやコミュニケーションの機会を奪ってしまう大きな問題です。
しかし、毎日の簡単なトレーニングで、そのリスクを減らすことができます。
今日からできる口腔トレーニング、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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