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BLOG皆さん、こんにちは(^^)
歯科助手・TCの佐野です★
今日は、エナメル質と象牙質の構造についてお話したいと思います!!
エナメル質は、エナメル小柱が上下左右規則正しく並んでいます。
形は鍵穴または魚のようです。
小柱の中には、ハイドロキシアパタイトの結晶が規則正しく並んでいます。
ハイドロキシアパタイトは、骨や歯に含まれるリン酸カルシウムの一種で、
エナメル質の97%、象牙質の70%以上を占めます。
小柱と小柱の間の隙間は、水分とごく少量のたんぱく質で埋まっています。
象牙質は、コラーゲン繊維とハイドロキシアパタイトの結晶の複合構造となっています。
たんぱく質でできたコラーゲン繊維がスパゲッティのように複雑に重なり合い、
その繊維の周りをハイドロキシアパタイトの結晶が付着していきます。
例えるなら、スパゲッティの面が繊維、麺に絡みついたミートソースが結晶というイメージです。
では、エナメル質と象牙質が虫歯になるとどうなるのでしょう?
まず虫歯とは、細菌の作る酸などにより、歯の成分が溶け出すことで起こります。
この現象を「脱灰」と言います。
溶け出した歯の成分は、唾液の作用により、時間をかけて歯に戻っていきますが(再石灰化)、
そのスピードはゆっくりです。
脱灰の方が多い状態が続くと、修復が間に合わず、やがて歯に穴が開き、虫歯となるのです。
エナメル質に酸が内部へ浸透すると、小柱が溶けていきます。この状態が初期虫歯です。
象牙質は、酸にさらされ続けるとハイドロキシアパタイトの結晶が溶け、コラーゲン繊維も壊れていきます。
ハイドロキシアパタイトの結晶は、酸により溶けますが、コラーゲン繊維は酸ではなく、タンパク質の分解酵素により破壊されます。この酵素はもともと象牙質の中にあるのですが、酸に触れると活性化し、コラーゲン繊維を断ち切るように働きます。破壊されると元に戻ることはありません。
先程触れた「再石灰化」とは、唾液の中には脱灰で溶け出た歯の成分(リン酸とカルシウム)が含まれており、唾液に溶け出た成分が歯の内部に戻って沈着することを指します。
虫歯予防に使われるフッ素には、その戻るスピードを早め、さらにハイドロキシアパタイトの結晶を強くする力があります。
よって、脱灰が進まないように、再石灰化を促すお口の環境を維持することがとても大切です!
そのために、食生活の見直しと、歯科医院でのメンテナンスが欠かせません!
当院では、予防を中心とした体制が整備されています。
専用のプロの機械を用いて、皆様のお口の健康を維持するお手伝いをさせていただきます!
予防、メンテナンスに関してご相談があればお気軽にお電話下さい。
静岡駅前歯科クリニック
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静岡県静岡市葵区御幸町6−11 イチセビルディング5F
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