歯医者さんの麻酔注射について

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カテゴリ:院長・スタッフブログ

歯医者さんの麻酔注射について

こんにちは!
歯科助手の岡部です。
9月に入り、残暑も段々和らぎ始めて過ごしやすくなってきましたね。寒暖差もあるので、体調管理にはお気をつけ下さい。

さて、今回お話させて頂くのは「麻酔注射」についてです。
歯科治療の中で不人気が断トツ高いのが「麻酔注射」です。
当院に通って下さっている患者様の中にも、「麻酔が苦手です」や「痛いのが嫌い」と仰られる方がいらっしゃいます。
私も痛いのは嫌いです(泣)なので、患者様の気持ちはとても分かります。
さっそく、「麻酔注射」についてお話しさせて頂きますね!

「麻酔注射」は痛みを消し、治療を安全に行う為に必須の処置です。
歯科の麻酔の種類として、「浸潤麻酔」、「伝達麻酔」、「表面麻酔」があります。それぞれ目的が違うので説明します!

まず、「浸潤麻酔」についてです。
歯医者さんの麻酔の代表格で、患者様の多くが経験している局所麻酔(部分麻酔)です。
麻酔を効かせたい場所の近くに麻酔薬を注入し、歯を支える骨に浸み込むことで神経に届かせます。
歯を削るとき、神経を取るとき、歯を抜くときなど様々な治療で使用します。

「浸潤麻酔」をする時の痛みには大きく分けて3種類あります。
①針を歯茎に刺す時のチクリとする痛み
②刺した針をさらに奥に進める痛み
③麻酔液をグーッと注入する痛み

①と②は内科の注射でも感じる痛みですが、③は歯科で特徴的な痛みです。
③は歯茎の下に麻酔薬を注入する時に起きる圧迫痛です。歯医者は、圧迫痛を出にくくする為に、「打ち方」「注射針を入れる方向」「麻酔する速度」など考えながら慎重に麻酔を行なっています。
当院では、体温に近いくらいの温度に温めてから麻酔を行います。そうすることで、痛みや不快感を軽減出来ます。

次に、「伝達麻酔」についてです。
「浸潤麻酔」と同じ局所麻酔(部分麻酔)の一種ですが、顎を通る太い神経の近くに麻酔をするので、「浸潤麻酔」よりも広範囲に長い間効きます。
親知らずの抜歯やインプラントなどの手術や、骨が厚くて「浸潤麻酔」がなかなか効かない方の奥歯の治療などに使用します。

最後に、「表面麻酔」についてです。
歯科の「麻酔注射」を行う前に広く使用されています。歯茎の表面に麻酔薬を塗ることで、注射の痛みを抑えます。
特に注射が苦手な方に行うことで、注射を行う時の痛みの軽減はもちろん、患者様の気持ちの負担も軽減出来ます。
その他にも、グラグラの乳歯を抜いたり、歯石を取ったりする時にも使います。

「麻酔注射」については以上になります。今回のお話させて頂いたことで、「麻酔注射」のイメージが少しでも変わって頂けたら嬉しいです!
当院では、“痛くない治療”に取り組んでいます。
麻酔を怖がっていた患者様も、「もう麻酔終わっちゃたの?」、「全然痛くなかった!」のお声を頂きます。
痛みが苦手な方、麻酔が苦手な方もぜひ御来院ください!

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